最新のお知らせ?イベント_澳门赌场
/rss
daily
1
-
第56回定例学長記者懇談会を開催しました_澳门赌场
/whatsnew/koho/4r8b66/20260514
<![CDATA[<p> 令和<span>8</span>年<span>5</span>月<span>13</span>日<span>(</span>水<span>)</span>?本部棟<span>1</span>階大会議室にて定例学長記者懇談会を開催しました?</p>
<p> 小川 久雄 学長の挨拶に続き?「『グローバル卓越人材招へい研究大学強化事業(<span>EXPERT-J</span>)』の採択」について大学改革?評価担当、人事担当の富澤 一仁 理事及び発生医学研究所の妹尾 奈波 独立講師から説明が行われました。富澤理事からは、「グローバル卓越人材招へい研究大学強化事業(<span>EXPERT-J</span>)」の概要と、熊本大学が本事業を通じて重点分野の研究力を強化し、世界中から多様な人材が集う研究教育大学としての基盤確立を進めていく方針であることについて説明がありました。また、本事業により発生医学研究所に着任した妹尾独立講師からは、現在進めている『発生医学における脂質分子の生理生化学』の研究について紹介がありました。</p>
<p> 次に、「熊本大学 半導体リスキリングセンター」について、半導体リスキリングセンターの青木 伸俊 センター長が説明がありました。半導体産業の急速な発展に伴い、深刻な人材不足が課題となる中、本センターでは社会人を対象としたリスキリング教育を通じて、実践的な半導体人材の育成に取り組んでいます。青木センター長からは、入門から専門レベルまで体系的な講座に加え、実機を用いた実習や少人数ゼミ形式の講習など、「見て?触れて?体験する」本センターの特徴である実践型教育について紹介がありました。</p>
<p> 次に?「株式会社マイスティアとの連携協定<span> AI</span>でヒト動作を新たな医療バイタルサインへ」と題し、心臓リハビリテーション寄附講座の松澤 泰志 特任准教授、株式会社マイスティアの工藤 正也 代表取締役社長及び古京 直也 イメージプロセッシング事業部長から説明がありました。高齢化に伴い、心不全患者や要介護者が急増する中、松澤特任准教授と株式会社マイスティアは、スマートフォン等の動画からヒトの動作を<span>AI</span>で解析し、それを新たな「医療バイタルサイン」として活用する共同研究を開始しました。松澤特任准教授からは、熊本大学の医療的知見と株式会社マイスティアが有する独自の<span>AI</span>画像処理技術を融合させることで、日常的な動作から身体機能の低下を早期に発見し、要介護化の予防へと繋げることを目標とした研究内容について紹介がありました。</p>
<p> 次に?「令和8年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者の決定」について、研究開発戦略本部 技術部門 生命科学系技術室の中川 雄伸 技術専門員から説明がありました。本件は、研究室の枠を超えた組織標本作製支援や免疫染色条件の標準化を通じて、本学の研究基盤の強化と研究の再現性向上に大きく貢献した取組が評価されたものです。装置の共用化や人材育成を含めた全学的な支援体制の構築により、研究成果創出の加速にも寄与するなど、波及効果の高い成果となっており、中川技術専門員からは、具体的な取組内容と今後の展望について紹介がありました。</p>
<p> 最後に、司会より『災害復旧支援団体“熊助組”』のクラウドファンディングが目標を大きく上回る支援を得て終了した旨の報<br/>告が行われるとともに、周知に協力いただいた報道機関をはじめ、支援者の方々へ謝意が示されました。</p>
<p> 参加した報道機関からはそれぞれの発表に関して多くの質問が寄せられ?活発な意見交換が行われました?なお、懇談会の資料は<a href="/daigakujouhou/kouhou/kisyakon_file/kisyakon260514.pdf">こちら</a>をご参照ください?</p>
<p>
</p>
<div class="e-responsive-table">
<table>
<tbody>
<tr>
<td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/4r8b66/260514-1.JPG/@@images/21750803-826a-4bb8-bf5b-155d03adf1c1.jpeg" title="260514-1.JPG" alt="260514-1.JPG" class="image-inline"/></td>
<td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/4r8b66/260514-2.JPG/@@images/baf6ff42-0553-4251-a22f-a11ac87e5388.jpeg" title="260514-2.JPG" alt="260514-2.JPG" class="image-inline"/></td>
</tr>
<tr>
<td style="text-align: center;">小川学長</td>
<td style="text-align: center;">富澤理事</td>
</tr>
<tr>
<td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/4r8b66/260514-3.JPG/@@images/2695bf85-8411-4eb5-9f1d-42d7aa11f4a2.jpeg" title="260514-3.JPG" alt="260514-3.JPG" class="image-inline"/></td>
<td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/4r8b66/260514-4.JPG/@@images/604a4056-8b6e-42b0-b889-bfd7debf7503.jpeg" title="260514-4.JPG" alt="260514-4.JPG" class="image-inline"/></td>
</tr>
<tr>
<td style="text-align: center;">妹尾独立講師</td>
<td style="text-align: center;">青木センター長</td>
</tr>
<tr>
<td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/4r8b66/260514-5.JPG/@@images/1327d093-e768-47ef-83ed-0d153dcadca6.jpeg" title="260514-5.JPG" alt="260514-5.JPG" class="image-inline"/></td>
<td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/4r8b66/260514-6.JPG/@@images/6b31285f-e699-43c7-8431-a0310f19f04c.jpeg" title="260514-6.JPG" alt="260514-6.JPG" class="image-inline"/></td>
</tr>
<tr>
<td style="text-align: center;">松澤特任准教授</td>
<td style="text-align: center;">
<p>株式会社マイスティア</p>
<p>古京イメージプロセッシング事業部長</p>
</td>
</tr>
<tr>
<td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/4r8b66/260514-7.JPG/@@images/4c5046b6-64c9-47fe-8413-8bef9c3eb260.jpeg" title="260514-7.JPG" alt="260514-7.JPG" class="image-inline"/></td>
<td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/4r8b66/260514-8.JPG/@@images/a283fce2-9658-489c-8b9a-80373a85241c.jpeg" title="260514-8.JPG" alt="260514-8.JPG" class="image-inline"/></td>
</tr>
<tr>
<td style="text-align: center;">中川技術専門員</td>
<td style="text-align: center;">会の様子</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p>
</p>
<div class="e-responsive-table"/>]]>
No publisher
その他
ページ
-
体の中の鉄と酸素を“細胞ごと”に見ることができる 新技術を開発―LiON により、病気に関わる鉄?酸素の偏りを生体内で可視化―_澳门赌场
/whatsnew/seimei/20260515-2
<![CDATA[<p><strong>(ポイント)</strong></p>
<p>?生体内の「生理活性鉄」と「酸素」を、単一細胞レベルで可視化できる遺伝子コード型蛍光レポーター(<span>LiON</span>)を新たに開発した。</p>
<p>?鉄?酸素感受性を持つ<span>FBXL5</span>タンパク質のヘムエリスリン様ドメインを利用し、比率型蛍光シグナルとして鉄?酸素動態を観察できる手法を確立した。</p>
<p>?臓器?細胞間で大きく異なる鉄?酸素状態を可視化することで、代謝制御、酸化ストレス応答、疾患感受性の細胞間多様性を理解するための基盤技術を提示した。</p>
<p><strong>(概要説明)</strong></p>
<p>東京科学大学(<span>Science Tokyo</span>) 総合研究院 難治疾患研究所の諸石寿朗教授、熊本大学大学院医学教育部の前田英仁博士課程学生(研究当時、現 東京科学大学プロジェクト研究員)らの研究チームは、生体内における鉄と酸素の量を可視化する手法を開発しました。鉄と酸素は生命活動に欠かせない重要な元素ですが、生体内において、それらが細胞ごとにどのように使われているかを調べることは困難でした。</p>
<p>本研究では、細胞内の「<strong>生理活性鉄</strong>(用語1)」と「酸素」の量を単一細胞レベルで観察できる新しい<strong>遺伝子コード型蛍光レポーター</strong>(用語<span>2</span>)「<span>Labile Iron and Oxygen Notifier</span>(<span>LiON</span>)」を開発しました。<span>LiON</span>は、鉄と酸素の量に応じて安定性が変化する性質を持つタンパク質を利用しており、培養細胞だけでなく、遺伝子改変マウスを用いた生体内での観察も可能です。本研究により、同じ組織内であっても、細胞ごとに鉄や酸素の状態が大きく異なることが明らかになりました。</p>
<p>鉄や酸素の使われ方の違いは、エネルギー代謝や細胞の健康状態、さらには病気のなりやすさと深く関係しています。しかし、これまでの方法では、生体内におけるそれらの状態を細胞単位で観察することはできませんでした。<span>LiON</span>の開発により、鉄や酸素の分布の違いを「見える化」することが可能となり、肝臓病、がん、老化、神経変性疾患など、多くの疾患の理解が進むと期待されます。今後は、さまざまな疾患モデルへの応用や、治療法開発への貢献が見込まれます。</p>
<p><strong>本成果は、熊本大学 疾患モデル分野、形態構築学講座、東京科学大学 制がんストラテジー研究室との共同研究によって得られ、<span>5</span>月<span>8</span>日(現地時間)付で「<em><span>Cell Reports Methods</span></em>」誌にオンライン掲載されました。</strong></p>
<ul>
<li><strong>背景</strong></li>
</ul>
<p> 鉄と酸素は、生命活動を支える最も基本的な要素です。鉄は体内にはごく微量しか存在しないにもかかわらず、非常に多くの酵素やタンパク質の働きを支えており、酸素運搬、エネルギー産生、<span>DNA</span>合成などに関与しています[参考文献<span>1</span>]。一方、酸素はエネルギーを生み出すために不可欠であり、細胞の代謝状態や運命を大きく左右します[参考文献<span>2</span>]。</p>
<p>近年、鉄と酸素の細胞内量が、細胞の性質やストレス応答、さらには病気の進行に影響することが明らかになってきました。例えば、鉄に依存した細胞死である<strong>フェロトーシス</strong>(用語<span>3</span>)や、低酸素状態に応答する遺伝子制御は、がんや虚血性疾患と深く関係しています[参考文献<span>3</span>]。しかし、生体内において、鉄や酸素がどの細胞にどの程度存在しているのかを直接観察することは、技術的に大きな課題でした。</p>
<p>従来の鉄検出法には、組織染色法、質量分析、<span>MRI</span>などがありますが、多くは固定標本を用いるため時間的変化を追うことができず、また細胞レベルでの解像度にも限界がありました。蛍光プローブも開発されていますが、体内での長時間観察や組織移行性には制約があります。こうした背景から、生きたままの状態で、鉄と酸素の動態を細胞単位で観察できる新たな技術が求められていました。</p>
<p>?</p>
<ul>
<li><strong>研究成果</strong></li>
</ul>
<p> 本研究では、細胞内の生理活性鉄と酸素を同時に検出できる遺伝子コード型蛍光レポーター「<span>LiON</span>」を開発しました。<span>LiON</span>は、鉄と酸素の存在量に応じて安定性が変化する<strong>FBXL5</strong><strong>タンパク質</strong>(用語<span>4</span>)のヘムエリスリン様ドメイン(<span>Hr</span>)を利用しています。<span>Hr</span>と融合させた赤色蛍光タンパク質は、鉄および酸素量に応じて安定化、あるいは分解される一方、緑色蛍光タンパク質は常に一定量が発現する内部標準として機能します。これら<span>2</span>種類の蛍光タンパク質の比率変化を指標とすることで、細胞内環境を定量的に読み取ることが可能です。</p>
<p>まず、培養細胞を用いた実験により、鉄過剰条件では<span>LiON</span>のシグナルが増加し、鉄キレート剤処理や低酸素条件ではシグナルが減少することを確認しました。この変化は、細胞にとって生理的に意味のある範囲で生じており、時間経過に伴う変化も追跡可能でした。また、鉄代謝に関わる因子を遺伝子改変により欠失させると、<span>LiON</span>のシグナルが予測どおりに変化したことから、<span>LiON</span>が生理活性鉄を反映していることが示されました。</p>
<p>次に、<span>LiON</span>を全身で発現するノックインマウスを作製し、生体内での観察を行いました。その結果、臓器ごと、細胞種ごと、さらには同じ細胞種の中でも、鉄と酸素の状態が大きく異なることが明らかになりました。特に肝臓では、門脈側から中心静脈側にかけて<span>LiON</span>シグナルの勾配が存在し、肝細胞の機能的な違い(<strong>肝臓ゾーン</strong>、用語<span>5</span>)と対応していることが分かりました。</p>
<p>さらに、肝臓特異的な鉄過剰モデルを解析したところ、鉄が多い領域の細胞では酸化ストレス応答が強く活性化しており、鉄分布の違いが細胞の脆弱性に影響することが示唆されました。これらの結果から、<span>LiON</span>は生体内における鉄と酸素の多様性を明らかにする強力な解析ツールであることが示されました。</p>
<p>?</p>
<ul>
<li><strong>社会的インパクト</strong></li>
</ul>
<p> 本研究の最大の意義は、これまで「見えなかった」鉄と酸素の体内分布を、単一細胞レベルで可視化できる点にあります。鉄や酸素は多くの疾患と深く関係していますが、その影響は一様ではなく、どの細胞にどの程度存在するかによって大きく異なります。<span>LiON</span>は、そうした違いを直接観察できる初めての技術の一つです。</p>
<p>例えば、がんでは腫瘍内部における酸素や鉄の分布が、治療効果や悪性度に影響すると考えられています。また、肝臓病や神経変性疾患、老化においても、鉄の蓄積や酸化ストレスが重要な役割を果たします[参考文献<span>4</span>]。<span>LiON</span>を用いることで、病気が「どこから始まり、どのように進行していくのか」を理解するための手がかりが得られます。</p>
<p>このような知見は、将来的に病気の早期診断や、より効果的で副作用の少ない治療法の開発につながる可能性があります。「体の中で鉄と酸素がどのように使われているかが、細胞ごとに異なる」という視点は、生命の仕組みや病気の成り立ちを理解する上で、重要な切り口になると考えられます。</p>
<p>?</p>
<ul>
<li><strong>今後の展開</strong></li>
</ul>
<p> 今後は、<span>LiON</span>を用いて、鉄および酸素の細胞内動態が生理機能や疾患の発症?進行にどのように関与しているのかを、より詳細に解析していく予定です。特に、同一組織内で観察される鉄と酸素の不均一な分布が、細胞の代謝状態やストレス耐性、細胞死に対する感受性にどのような影響を及ぼすのかに注目し、細胞レベルの多様性が組織機能や病態形成へとどのようにつながるのかを明らかにしていきます。</p>
<p>疾患研究への応用としては、フェロトーシスや低酸素応答が関与するとされる、がん、虚血再灌流障害、肝疾患、神経変性疾患などが対象となり得ます。これらの疾患では、鉄および酸素の恒常性の破綻が病態の悪化に寄与すると考えられていますが、どの細胞が、どの段階で異常を示すのかについては、十分に理解されていません。<span>LiON</span>を用いることで、病態の初期段階から進行過程に至るまでの細胞内環境の変化を時系列で捉えることが可能となり、疾患発症メカニズムの解明や新たな治療標的の探索につながることが期待されます。</p>
<p>また、<span>LiON</span>は遺伝子コード型レポーターであるため、<span>Cre-loxP</span>システムなどの遺伝学的手法と組み合わせることで、特定の細胞種や発生段階に限定した解析が可能です。これにより、同一組織内に存在する異なる細胞集団が、鉄と酸素をどのように利用しているのかを比較解析することができます。さらに、他の蛍光センサーと併用することで、鉄?酸素動態と代謝、シグナル伝達、酸化ストレス応答との関係を、統合的に理解する研究へと発展させることも可能です。</p>
<p>技術面では、<span>LiON</span>そのものの改良も今後の重要な課題です。ヘムエリスリン様ドメインの構造や機能に基づく改変を通じて、鉄または酸素に対する応答特性を、より明確に分離した次世代レポーターの開発が期待されます。また、蛍光特性や発現制御の最適化により、深部組織や長時間観察への適用性を高めることで、より幅広い生体イメージング研究への応用を目指します。</p>
<p>さらに、<span>LiON</span>をヒト<span>iPS</span>細胞由来オルガノイドや三次元培養系と組み合わせることで、ヒト疾患モデルにおける鉄?酸素動態の解析や、創薬研究への展開も視野に入れています。<span>LiON</span>は、基礎研究から応用研究までを橋渡しする基盤技術として、生命現象の理解を深化させるとともに、医療?創薬分野の発展に貢献することが期待されます。</p>
<ul>
<li><strong>付記</strong></li>
</ul>
<p> 本研究成果は日本学術振興会(<span>23K18098</span>、<span>24H00864</span>、<span>24H00865</span>)、日本医療研究開発機構(<span>JP24bm1123044</span>)、科学技術振興機構(<span>JPMJFR226J</span>、<span>JPMJCR23B7</span>、 <span>JPMJSP2127</span>)、加藤記念バイオサイエンス振興財団の支援を受けて実施したものです。</p>
<p>?</p>
<p><strong>【参考文献】</strong></p>
<ol>
<li>Galy, B., Conrad, M., and Muckenthaler, M. (2024). Mechanisms controlling cellular and systemic iron homeostasis. Nat Rev Mol Cell Biol 25, 133-155. 10.1038/s41580-023-00648-1.</li>
<li>Folmes, C.D., Dzeja, P.P., Nelson, T.J., and Terzic, A. (2012). Metabolic plasticity in stem cell homeostasis and differentiation. Cell Stem Cell 11, 596-606. 10.1016/j.stem.2012.10.002.</li>
<li>Jiang, X., Stockwell, B.R., and Conrad, M. (2021). Ferroptosis: mechanisms, biology and role in disease. Nat Rev Mol Cell Biol 22, 266-282. 10.1038/s41580-020-00324-8.</li>
<li>Ru, Q., Li, Y., Chen, L., Wu, Y., Min, J., and Wang, F. (2024). Iron homeostasis and ferroptosis in human diseases: mechanisms and therapeutic prospects. Signal Transduct Target Ther 9, 271. 10.1038/s41392-024-01969-z.</li>
</ol>
<p>?</p>
<p><strong>【用語説明】</strong></p>
<ol>
<li><strong>生理活性鉄</strong>:細胞内で酵素反応などに利用可能な鉄。</li>
<li><strong>遺伝子コード型蛍光レポーター</strong>:細胞に遺伝子として導入し、発現したタンパク質の蛍光強度によって細胞内状態を可視化する分子。</li>
<li><strong>フェロトーシス</strong>:鉄依存的な脂質過酸化によって引き起こされる調節性細胞死。</li>
<li><strong>FBXL5</strong><strong>タンパク質</strong>:細胞内の鉄や酸素状態を感知し、鉄恒常性を制御するタンパク質。</li>
<li><strong>肝臓ゾーン</strong>:肝臓内の位置に応じて肝細胞の機能が異なる、肝臓特有の機能的な層構造のこと。</li>
</ol>
<p>?</p>
<p><strong>【論文情報】</strong></p>
<p>掲載誌:<em><span>Cell Reports Methods</span></em></p>
<p>論文タイトル:<em><span>In vivo</span></em><span>?visualization of bioactive iron and oxygen using LiON, the labile iron and oxygen notifier</span></p>
<p>著者:<span>Ayato Maeda, Akihiro Nita, Shoko Sashiyama, Suzu Yoshitomo, Komen Joan Jepkosgei, Yuqing Xu, Yuichiro Arima, Keiichi I. Nakayama, Kimi Araki, and Toshiro Moroishi</span></p>
<p>DOI:<span>10.1016/j.crmeth.2026.101431</span></p>
<p><strong>?</strong></p>
<p><strong>【研究者プロフィール】</strong></p>
<p>諸石 寿朗(モロイシ トシロウ) <span>Toshiro Moroishi</span></p>
<p>東京科学大学 総合研究院 難治疾患研究所 細胞動態学分野 教授</p>
<p>研究分野:分子生物学、細胞生物学</p>
<p>?</p>
<p>前田 英仁(マエダ アヤト)<span>Ayato Maeda</span></p>
<p>東京科学大学 総合研究院 難治疾患研究所 細胞動態学分野 プロジェクト研究員</p>
<p>研究分野:分子生物学、細胞生物学</p>
<p>?</p>
<p/>
<p>【詳細】 <a style="background-color: #fafafa;" href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/wgt3jw/release260515-2.pdf">プレスリリース</a>(PDF1,683KB)</p>
<p/>
<p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>
<p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>
<p/>
<address>
<p><strong> お問い合わせ</strong>?</p>
<p>(報道に関するお問い合わせ)</p>
<p>担当:総務部 総務課 広報戦略室</p>
<p>電話:<span>096-342-3269</span></p>
<p>e-mail:<span><a href="mailto:sos-koho@jimu.kumamoto-u.ac.jp">sos-koho@jimu.kumamoto-u.ac.jp</a></span></p>
</address>]]>
No publisher
研究
ページ
-
農業由来の窒素負荷の時空間変動要因を解明~熊本地域を対象とした60年間のデータ解析による持続可能な農業管理への提言~_澳门赌场
/whatsnew/sizen/260515
<![CDATA[<p><strong>(ポイント)</strong></p>
<p>①<span> 1985</span>年以前は農業規模が窒素負荷の変動を支配し、<span>1985</span>年以降は農業構造変化が主要因となった</p>
<p>② 農業の地域専門化に伴い、窒素負荷生産性の格差は「地域内格差」から「地域間格差」へとシフト</p>
<p>③ 行政区画別に<span>6</span>つの発展パターンを分類し、実証?地域特性に応じた窒素管理戦略を提言</p>
<p>?</p>
<p><strong>(概要)</strong></p>
<p>農業活動に由来する硝酸性窒素による地下水汚染は、飲料水の安全性や生態系に深刻な影響を与える世界的課題です。従来の研究では、国?県スケールの集計分析が中心であり、流域内の行政区画レベルでの詳細な変動要因の解析や地域間格差の定量評価は十分に行われてきませんでした。こうした一律の政策アプローチでは、地域ごとの課題が見えにくく、効果的な対策が遅れるリスクがあります。</p>
<p> 長崎大学大学院総合生産科学研究科博士後期課程の李卓霖氏、長崎大学総合生産科学域(環境科学系)の中川啓教授、九州大学大学院経済学研究院の藤井秀道教授、熊本大学大学院先端科学研究部の細野高啓教授、スウェーデン?ルンド大学の<span>Ronny Berndtsson</span>教授は、熊本地域の<span>10</span>行政区画における<span>1960</span>年から<span>2020</span>年までの農業統計データを解析し、窒素負荷の時空間変動とその要因を明らかにしました。</p>
<p> 本研究では、対数平均ディビジア指数(<span>LMDI</span>)分解法と加重タイル指数を組み合わせた独自の分析フレームワークを構築し、耕種農業と畜産農業それぞれについて窒素負荷の変動を「窒素強度」「農業構造変化」「農業規模」の<span>3</span>要因に定量的に分解しました。その結果、農業政策転換?市場変動?自然災害等複数の外部要因が窒素負荷に異なる影響を与えることが示されました。また、行政区画ごとに<span>6</span>つの発展パターンを特定し、地域実態に即した窒素管理戦略の立案に向けた具体的な政策提言を行いました。</p>
<p> 本研究成果は農業システム分野の国際学術誌「<span>Agriculture Systems</span>」のオンライン速報版に、<span>2026</span>年<span>4</span>月<span>27</span>日(月曜日)(日本時間)に掲載されました。</p>
<p>?</p>
<p><strong>(結論と今後の展開)</strong></p>
<p>本研究は、農業由来窒素負荷の変動要因と地域格差の構造を、流域内の行政区画スケールで<span>60</span>年間にわたり体系的に解明した点で新たな知見を提供しています。主な政策的含意として、①一律の農業政策?窒素削減目標は流域内の地域格差を見逃すリスクがあり、発展パターンに応じた地域特性対応型の窒素管理戦略が必要であること、②農業生産性の向上(産出額の増加)のみを追求すると、地下水涵養地域への窒素負荷集中を招く可能性があり、効率性と公平性のトレードオフを考慮した政策設計が求められること、③地下水への窒素浸透は数十年単位の遅延を伴うため、現在の農業活動変化を先取りした早期政策介入が不可欠であることが挙げられます。</p>
<p>今後は、他地域?他流域への手法の適用拡張や、地下水窒素濃度の長期モニタリングデータとの統合分析による因果関係の精緻化が期待されます。本研究の分析枠組みは、日本国内のみならず類似の農業?水文条件を持つ国際的な地域へも適用可能であり、持続可能な農業管理と地下水保全に向けたエビデンスベースの政策立案に貢献することが期待されます。</p>
<p>?</p>
<p><strong>【謝辞】</strong></p>
<p>本研究は、文部科学省科学研究費補助金基盤研究(<span>A</span>)(課題番号<span>22H00563</span>)および基盤研究(<span>C</span>)(課題番号<span> 24K15325</span>)より支援を受けて実施しました。</p>
<p>?</p>
<p><strong>【論文情報】</strong></p>
<p>掲載誌:<span>Agriculture Systems, Volume 236, June 2026, 104766.</span></p>
<p>タイトル:<span>Temporal and spatial decomposition analysis of nitrogen load and regional disparity of nitrogen load productivity in the Kumamoto area in Japan: An administrative-divisions-based approach using the Logarithmic Mean Divisia Index and the weighted Theil index</span></p>
<p>著者名:<span>Zhuolin Li, Kei Nakagawa, Hidemichi Fujii, Takahiro Hosono, Ronny Berndtsson</span></p>
<p>掲載日:<span>2026</span>年<span>4</span>月<span>27</span>日</p>
<p>DOI: <span>https://doi.org/10.1016/j.agsy.2026.104766</span></p>
<p/>
<p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/wgt3jw/release260515.pdf">プレスリリース</a>(PDF883KB)</p>
<p/>
<p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>???? <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_15_ja_2.png/@@images/69826231-83a5-403b-bc72-0ee8456ad4e2.png" title="sdg_icon_15_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_15_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>
<p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>
<p>(研究に関するお問い合わせ)</p>
<p/>
<p>熊本大学大学院先端科学研究部</p>
<p><span>教授 </span>細野高啓</p>
<p>電話:<span>096-342-3935</span></p>
<p>e-mail:<span>hosono※kumamoto-u.ac.jp</span></p>
<p>?</p>
<p>(報道に関するお問い合わせ)</p>
<p>熊本大学総務部総務課広報戦略室</p>
<p>電話:<span>096-342-3271</span></p>
<p>e-mail:<span>sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp</span></p>
<p>(※を@に置き換えてください)</p>
</address>]]>
No publisher
研究
ページ
-
インドネシア?スラバヤ工科大学主催「International Staff Mobility 2026」に参加しました_澳门赌场
/kokusaikouryuu/whatsnew/ITS20260508
<![CDATA[<p>熊本大学は、令和8年5月8日、インドネシア?スラバヤ工科大学(ITS)が開催した「International Staff Mobility 2026」に参加しました。本イベントには、アジア各国の協定校関係者が参加し、約70名の学部生?大学院生が国際交流や留学に関する情報収集のため来場しました。</p>
<p>熊本大学のブースでは、本学の教育プログラムや学生交流制度、日本での学生生活等について紹介し、約30名の学生?参加者が訪問しました。現地スタッフのミア?ヘルナワティ氏が、本学での修学や奨学金制度、日本留学の魅力などについて説明を行い、留学に関心を持つ学生との活発な意見交換が行われました。</p>
<p>本イベントへの参加を通じて、熊本大学とITSとの継続的な連携をさらに深めるとともに、国際交流の推進および相互理解の促進につながる貴重な機会となりました。</p>
<p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/20260508-1.jpg/@@images/e479c266-bd98-4d3a-85b5-4a8ca662159d.jpeg" title="20260508-1.jpg" alt="20260508-1.jpg" class="image-inline"/></p>
<p style="text-align: center;"/>
<p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/20260508-2.jpg/@@images/291720b0-4dd9-4dc4-90b1-f9091ed6c482.jpeg" title="20260508-2.jpg" alt="20260508-2.jpg" class="image-inline"/></p>
<p style="text-align: center;"/>
<p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/20260508-3.jpg/@@images/e4719dbf-12dc-4e30-96f5-4c36b34cc426.jpeg" title="20260508-3.jpg" alt="20260508-3.jpg" class="image-inline"/></p>
<p/>
<p/>]]>
No publisher
その他
ページ
-
【重要】令和7年度からの多子世帯に対する大学等の無償化について(学部新入生?編入学生)_澳门赌场
/daigakuseikatsu/nyugaku_zyugyou/nyugakuryo_menjo/io2v42
<![CDATA[<p>多子世帯に対する入学料及び授業料無償化の支援については、日本学生支援機構の給付奨学金制度に新たに追加されたものです。</p>
<p><strong><span class="marker">「生計維持者(原則、父母)」に住民税上扶養されている子ども等が「学生本人を含めて3人以上」</span>いる場合は、以下の全て手続きを行うことで多子世帯無償化の支援を受けることができます。自動的に無償化となるものではありませんのでご注意ください。</strong></p>
<div class="box_caution"><重要><br/><strong>?<span class="fontcolor1 fontL">以下の手続きを行う場合、インターネット入学手続き時の入学料納付は【不要】です。</span></strong><br/>?<strong><span class="fontcolor1">免除申請結果が確定するまで、入学料?前期授業料の納付は不要です。</span></strong>※手続きの遅滞等により結果判明が大幅に遅れる場合、一度納入していただく可能性があります。<br/>?以下内容については、「インターネット入学手続き」に必ずご確認いただく本学HPの「入学ガイドブック」及びその補足資料3、補足資料4でご案内しているものと同様です。参考程度にご確認ください。<br/>?以下内容にてご案内している「免除申請書等の郵送」を行っていただくことで、<strong>「入学料」</strong>と<strong>「授業料」</strong>の両方の免除申請となります。</div>
<h3>手続き一覧</h3>
<p><a href="/daigakuseikatsu/nyugaku_zyugyou/nyugakuryo_menjo/hgmp1q" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><img src="/daigakuseikatsu/nyugaku_zyugyou/nyugakuryo_menjo/hgmp1q/@@images/344b361d-f64d-4b9a-9ebd-2d79330e49d9.jpeg" title="多子世帯無償化 早見表(新入生).jpg" alt="多子世帯無償化 早見表(新入生).jpg" class="image-inline"/></a></p>
<p>※タップで拡大します。</p>
<p><a href="/daigakuseikatsu/nyugaku_zyugyou/nyugakuryo_menjo/0sigro" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><img src="/daigakuseikatsu/nyugaku_zyugyou/nyugakuryo_menjo/0sigro/@@images/3ef19c6d-bd6e-452f-8850-cbed4c906a9c.jpeg" title="多子世帯無償化 区分反映早見表.jpg" alt="多子世帯無償化 区分反映早見表.jpg" class="image-inline"/></a><br/>※タップで拡大します。</p>
<h3>1.【新入生】高校予約採用による「給付奨学生採用候補者(※私立理工農を除く)」</h3>
<p>入学前に<span class="fontL marker">「インターネット入学手続きでの免除申告及び免除申請書等の郵送」</span>を行い、<br/>入学後に<span class="fontL marker">「予約採用の入学後手続き」</span>が必要です。</p>
<p>「免除申告及び免除申請書等の郵送」の詳細↓<br/><a href="/nyuushi/whatnew/oshirase-file/guide/faculty/r8_03menjyo.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> 入学ガイドブック補足資料<span>3</span></a></p>
<p>「予約採用の入学後手続き」の詳細↓<br/><a href="/nyuushi/whatnew/oshirase-file/guide/faculty/r8_04syogakukin_v3.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> 入学ガイドブック補足資料<span>4</span></a></p>
<p> (参考)令和<span>8</span>年度「<a href="/daigakuseikatsu/nyugaku_zyugyou/JASSO/gakubuyoyakusaiyou" target="_blank" rel="noopener noreferrer">予約採用の入学後手続きについて</a>」<br/> ※令和<span>8</span>年度新入生で、期限経過時点で進学届入力が未完了の場合は至急お知らせください。</p>
<h3>2.【新入生<span>/</span>当年度編入学生】在学採用による「入学後の給付奨学金新規申請予定者」</h3>
<p>入学前に<span class="fontL marker">「インターネット入学手続きでの免除申告及び免除申請書等の郵送」</span>を行い、<br/>入学後に<span class="fontL marker">「在学採用」による給付奨学金申請</span>が必要です。</p>
<p>「免除申告及び免除申請書等の郵送」の詳細↓<br/><a href="/nyuushi/whatnew/oshirase-file/guide/faculty/r8_03menjyo.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> 入学ガイドブック補足資料<span>3</span></a></p>
<p>「在学採用」の詳細↓<br/><a href="/nyuushi/whatnew/oshirase-file/guide/faculty/r8_04syogakukin_v3.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> 入学ガイドブック補足資料<span>4</span></a></p>
<p> (参考)令和<span>8</span>年度「<a href="/daigakuseikatsu/nyugaku_zyugyou/JASSO/zaigakusaiyo" target="_blank" rel="noopener noreferrer">在学採用による奨学金申請の募集について</a>」<br/> ※令和<span>8</span>年度新入生?編入学生で、期限経過時点で募集要項未受領や申請未完了の場合は至急お知らせください。</p>
<h3>3.【当年度編入学生】高専等で給付奨学生だった者</h3>
<p>入学前に<span class="fontL marker">「インターネット入学手続きでの免除申告、免除申請書等の郵送、及び大学宛メール」</span>を行い、<br/>入学後に<span class="fontL marker">「編入学継続願」等の書類提出</span>が必要です。</p>
<p>「免除申告及び免除申請書等の郵送」の詳細↓<br/><a href="/nyuushi/whatnew/oshirase-file/guide/faculty/r8_03menjyo.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> 入学ガイドブック補足資料<span>3</span></a></p>
<p>「大学宛メール、入学後の書類提出」の詳細↓<br/><a href="/nyuushi/whatnew/oshirase-file/guide/faculty/r8_04syogakukin_v3.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer"> 入学ガイドブック補足資料<span>4</span></a></p>]]>
No publisher
学生
ページ
-
本学研究開発戦略本部技術部門の職員が、令和8年度科学技術分野の文部科学大臣表彰研究支援賞(高度技術支援部門)を受賞しました_澳门赌场
/kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/kico/news_event/news/zyqzeo
<![CDATA[<p> 熊本大学研究開発戦略本部技術部門生命科学系技術室の中川雄伸技術専門員が、令和8年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 研究支援賞(高度技術支援部門)を受賞しました。<br/> この表彰は、科学技術の発展や研究開発の成果創出に向けて、高度で専門的な技術的貢献を通じて研究開発の推進に寄与する活動を行い、顕著な功績があったと認められる者を対象に文部科学大臣が表彰するもので、表彰式は令和8年4月15日に文部科学省にて執り行われました。4月30日に学長室において受賞報告を行い、小川学長から中川技術専門員に祝辞が述べられました。<br/> 中川技術専門員は、研究室の枠を超えた多分野横断的な組織標本作製支援を推進しました。これにより、免疫染色条件に関するマニュアル整備や技術レポートの公開を通じて、研究の再現性向上と効率化に貢献しました。また、装置の共用化と効果的な人員配置により研究資源の有効活用を実現し、研究成果創出の加速に寄与しました。さらに、国内外の研究者?技術者を対象とした研修を実施し、人材育成と技術継承にも貢献しました。加えて、大学発ベンチャーの設立にも参画し、技術成果の社会実装に取り組みました。<br/> これらの顕著な功績が高く評価され、このたびの受賞に至りました。</p>
<p><img src="/kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/kico/news_event/news/DSC04057.JPG/@@images/f48f54c0-f3d7-48ca-ba84-63059d312392.jpeg" style="display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;" title="DSC04057.JPG" height="371" width="498" alt="DSC04057.JPG" class="image-inline"/></p>]]>
No publisher
その他
ページ
-
深層事前分布に基づくグリッド除去技術による 軟X線角度分解光電子分光の抜本的高効率化 ~エネルギー分解能を損なわない高速/高精度観測環境を構築~_澳门赌场
/whatsnew/sizen/260512
<![CDATA[<p><strong/></p>
<p>【概要】</p>
<p> 公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)の山神 光平 研究員は、横山 優一 研究員および中村 哲朗 技術員、電気通信大学の庄野 逸 教授および住谷 祐太 氏(当時: 博士前期課程学生)、熊本大学の水牧 仁一朗 教授とともに、大型放射光施設SPring-8<sup>※1</sup>の軟X線固体分光ビームライン BL25SUで稼働しているマイクロ集光軟X線角度分解光電子分光システム(μSX-ARPES)に、独自開発した「深層事前分布に基づくグリッド除去法」(DPDM)<sup>※2</sup>を統合することで、従来のエネルギー分解能を損なうことなく超高効率なμSX-ARPES測定が行える環境を実現しました。本開発研究で具体的に実現、実証した点は以下となります。</p>
<ol>
<li>ARPESデータに存在する周期的なグリッド構造やスパイク構造を約30秒で効果的に除去するシステムを開発しました。</li>
<li>重い電子系物質 CeRu<sub>2</sub>Si<sub>2</sub>の測定において、DPDMと組み合わせることで、約40秒という短時間で統計的に信頼できるARPESデータが得られることを示しました。グリッド除去の処理時間を合わせた合計測定時間は約70秒で、従来の測定方法で同等のデータを得るために要した2700秒と比較して90%以上の時間短縮に成功したことを意味します。</li>
<li>この効率化により、これまで時間的制約により困難であった超高分解能測定が可能となります。6 meV という、SX-ARPESにおける歴代最高クラスのエネルギー分解能での測定であっても、実用的な測定時間で実施できる見込みを示しました。</li>
</ol>
<p> 本研究成果は、SX-ARPES測定の時間的負担という根本的な技術的制約を克服し、今後、次世代放射光光源を活用した超高分解能測定や3次元非平衡電子構造観測といった新しい軟X線分光測定技術の発展に道を開くものと期待されます。この研究成果をまとめた論文は、米国物理学協会が発行する国際科学雑誌『Review of Scientific Instruments』にオープンアクセスとして5月8日に掲載されました。</p>
<p/>
<p>?</p>
<p>【開発研究の背景】</p>
<p> 角度分解光電子分光(Angle-resolved photoemission spectroscopy: ARPES)は、物質中の電子が持つエネルギーを運動量の関数として測定し、物質の電子構造を直接可視化する強力な実験手法です。中でも、軟X線(SX、光子エネルギー: ~800 eV)を励起光として用いた軟X線ARPES (SX-ARPES)は、物質内部にも感度があり、物質の電子構造を3次元運動量空間に分解して観測できる特徴を有しています。しかし、微細な電子構造の観測に適した真空紫外光(VUV、光子エネルギー: ~40 eV) ARPES (VUV-ARPES)と比較すると、光電子放出の光イオン化散乱断面積<sup>※3</sup>が1桁以上小さいため、長い測定時間が必要です。このため、表面酸化といった試料の経時変化や、励起光のエネルギー変動による分解能の悪化などの問題が起こりやすく、SX-ARPESユーザーは大きな負担を抱えながら実験を実施する必要がありました。</p>
<p> 研究グループは、従来のエネルギー分解能を維持しつつ、より速く統計精度(S/N比)の高いARPESデータを獲得するため、静電半球型光電子分析器(アナライザー)に備わっている電圧固定測定モード(Fixed mode)に注目しました(図1)。このモードでは、光電子を検出するマルチチャンネルプレート(MCP)の検出領域に到達する光電子に限定して、運動エネルギーと放出角度を測定します。より広い運動エネルギー範囲を測定可能な電圧掃引モード(Swept mode)と比較して、高いS/N比のスペクトルを短い時間で取得できます。しかし、迷光電子<sup>※4</sup>を遮断するための金属メッシュフィルターや検出ユニットの経年劣化によって、周期的なグリッド構造と非周期的なスパイク構造がデータ内に形成されます(図1)。これらがスペクトル解析を行う上で大きな障壁となっており、グリッド除去技術が必要不可欠でした。</p>
<p>?</p>
<p>【開発内容と成果】</p>
<p> 研究グループは、SPring-8の軟X線固体分光ビームラインBL25SUに設置されているマイクロ集光SX-ARPESシステム(μSX-ARPES)に、「深層事前分布に基づくグリッド除去法」(Deep-Prior based Denoising Method: DPDM)を統合したシステムを構築しました(図2)。DPDMは、学習済みデータセットを必要としないトレーニングフリーの手法であり、4層U字型畳み込みニューラルネットワークの構造的特性を利用しています。DPDM専用PCを用意し、他のPCからリモート接続によってグリッド除去システムを操作することで、リアルタイム(約30秒)でグリッド除去が可能な環境を構築しました。ユーザーは平均二乗誤差で定義された損失関数を参照しながら最適なグリッド除去後の画像を選択します。</p>
<p> 構築したシステムを用いて、以下のようにARPESデータ取得の超高効率化を実証しました。</p>
<p><u/></p>
<p><u>Ⅰ.超高効率測定の実証</u></p>
<p>重い電子系物質CeRu<sub>2</sub>Si<sub>2</sub>を対象としてFixed modeでARPES測定を行い、DPDMを適用した結果、40秒の積算時間のデータでも明瞭なスペクトルが得られ、バンド分散が識別できました。これまで、Swept modeで2700秒の測定時間を要していたことを考えると、90%以上の時間短縮が可能であることを実証しました(図3)。</p>
<p><u>Ⅱ.不鮮明なバンド構造の抽出</u></p>
<p> 結晶欠陥や電子間相互作用、そして熱的効果によって引き起こされる光電子の散乱は、バンド構造を不明瞭にすることがあります。VUV-ARPESにてバンド分散が不明瞭であることが報告されているフェリ磁性半導体Mn<sub>3</sub>Si<sub>2</sub>Te<sub>6</sub>を対象としてDPDMを適用しました。グリッド除去後のデータでは、不明瞭だった複数のバンド構造が鮮明になり、それらのバンドに対応するピークをスペクトル上で捉えることに成功しました(図4)。これは、DPDMによってグリッド構造を除去したことで埋もれたスペクトル構造が顕在化したことを示しています。</p>
<p>?</p>
<p>【今後の展開】</p>
<p> 本研究で開発されたDPDMによる超高効率μSX-ARPESシステムは、これまでのμSX-ARPESシステムの測定分解能を損なうことなく、測定時間の大幅短縮を可能にしました。今後、以下のような軟X線電子分光に関するブレークスルーが期待されます。</p>
<ol>
<li><u>超高エネルギー分解能測定の実現</u></li>
</ol>
<p> ARPESのエネルギー分解能は「光のエネルギー分解能」と「アナライザーのエネルギー分解能」の2つの要素で主に決まります。エネルギー分解能を良くするほど、高いS/N比を稼ぐためには長い測定時間が必要となります。これまでのμSX-ARPESシステムの標準的なエネルギー分解能はおよそ90 meVでしたが、DPDMを駆使することで、51.6 meVの超高分解能測定が可能となりました(図5)。今後、SPring-8-II計画<sup>※5</sup>によって軟X線ビームの質が向上し、SX-ARPESのエネルギー分解能は世界最高レベルの30 meVを切ることが予測されます。この分解能はVUV-ARPESに匹敵する分解能であり、銅酸化物高温超伝導体の超伝導ギャップのエネルギースケールと対応します。今後、高温超伝導体の発現機構などに深く関わるフェルミ準位近傍の電子構造を3次元運動量空間で詳細に解明する道が開かれます。また、3 GeV高輝度放射光施設NanoTerasu<sup>※6</sup>などの他の放射光施設へも展開することで、軟X線電子分光のブレークスルーが加速されると期待されます。</p>
<ol start="2">
<li><u>3</u><u>次元非平衡電子構造の観測</u></li>
</ol>
<p> SPring-8-II計画により、コヒーレント(光の波の位相が揃った状態)な放射光軟X線の利用が視野に入っています。例えば、SX-ARPESによって、外場(熱、光、電場、磁場)を印加された非平衡バルク電子構造の観測が可能になると考えられます。DPDMによる超高効率化は、次世代光源を用いた3次元非平衡電子構造ダイナミクス観測技術の開発にも大きく寄与することが期待されます。</p>
<p>?</p>
<p>【研究開発支援】</p>
<p>本研究は、JSPS科研費 若手研究(課題番号:25K17944)およびJST PRESTO (助成番号JPMJPR25JA)の助成を受けて行われました。</p>
<p>?</p>
<p>【論文情報】</p>
<p>題名:Development of ultra-high efficiency soft X-ray angle-resolved photoemission spectroscopy equipped with deep prior-based denoising method</p>
<p>日本語訳:深層事前分布に基づくノイズ除去法を搭載した超高効率軟X線角度分解光電子分光法の開発</p>
<p>著者:Kohei Yamagami, Yuichi Yokoyama, Yuta Sumiya, Hayaru Shouno, Tetsuro Nakamura and Masaichiro Mizumaki</p>
<p>ジャーナル名: Review of Scientific Instruments</p>
<p>DOI:10.1063/5.0314932</p>
<p/>
<p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/wgt3jw/release260512.pdf">プレスリリース</a>(PDF1219KB)</p>
<p>※各図、用語解説等は詳細よりご覧ください。</p>
<p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>???? <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_09_ja_2.png/@@images/18ac5cdf-a729-4a68-b05f-2defc6e8fbe3.png" title="sdg_icon_09_ja_2.png" height="143" width="152" alt="sdg_icon_09_ja_2.png" class="image-inline"/></p>
<p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>
<address>
<p><strong> お問い合わせ </strong></p>
<p>【報道に関するお問い合わせ先】</p>
<p>熊本大学広報戦略室</p>
<p>電話:096-342-3271</p>
<p>e-mail:<span>sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp</span></p>
<p><span>※を@に置き換えてください。</span></p>
<p/>
</address>]]>
No publisher
研究
ページ
-
“ヤゲン軟骨の秘密”を解明 ?飛ぶ鳥と走る鳥で異なる胸骨の形はどう生まれるのか?_澳门赌场
/whatsnew/seimei-sentankenkyu/20260511
<![CDATA[<p><strong>(ポイント)</strong></p>
<ul>
<li>飛翔する鳥は胸骨に「竜骨突起」を持つ一方,走行性の鳥は平らな胸骨を持つことに着目</li>
<li>軟骨前駆細胞の増殖を促す<span>TGF-</span>β<span>(※1)</span>シグナルが,竜骨突起形成細胞では長く活性化する</li>
<li>TGF-βシグナル活性化の“異時性<span>(※2)</span>”が,竜骨突起の有無を決めることを世界で初めて発見</li>
<li>骨格形態の多様化メカニズムの解明に加え,胸郭変形症の発症機序の理解にもつながる成果</li>
</ul>
<p>( 概要説明)</p>
<p> 脊椎動物の骨格は実に多様で,それぞれの動物の行動様式に適応した形をとります。鳥類の胸骨形態の違いはその典型例です。飛翔する鳥(胸峰類)は,胸骨の中央に「竜骨突起」と呼ばれるブレード状の構造を持ち,これが強力な飛翔筋の土台となります。一方,ダチョウやエミュー<span>(※3)</span>など走って移動する鳥(平胸類)は,この突起を持たず平らな胸骨をしています。こうした違いは進化の過程で生まれましたが,その仕組みはこれまでよく分かっていませんでした。</p>
<p> 九州大学大学院システム生命科学府の権昇俊大学院生,理学研究院の熱田勇士講師は,農学研究院の江川史朗助教,熊本大学生命資源研究?支援センターの沖真弥教授,鄒兆南助教,広島大学大学院統合生命科学研究科の本田瑞季助教と共同で,この問題解決に取り組みました。竜骨突起は胚発生期に形成されることから,研究グループはニワトリ胚(胸峰類)とエミュー胚(平胸類)を実験モデルとして,まず胸骨発生過程を比較しました。その結果,両者とも同じように胸骨のもととなる前駆細胞が現れるものの,ニワトリではこの前駆細胞が長く増え続けて竜骨突起をつくるのに対し,エミューでは早い段階で成熟してしまい,突起が形成されないことを明らかにしました。さらに,この違いの鍵となるのが「<span>TGF-</span>βシグナル」という細胞間の情報伝達であることを突き止めました。ニワトリではこのシグナルが長く働き続けることで細胞の増殖が保たれ,竜骨突起の形成につながります。本研究は,発生過程におけるシグナル活性化のタイミングのわずかな違い(異時性)が,飛べる鳥と飛べない鳥という大きな形態差を生み出すことを示したものです。</p>
<p> 本研究成果は英国の国際学術誌「<span>Nature Communications</span>」に<span>2026</span>年<span>4</span>月<span>29</span>日(水)にオンライン掲載されました。 </p>
<p><span>?</span></p>
<p>【研究の背景と経緯】</p>
<p> 脊椎動物の骨格系は,主要な構成成分(ハイドロキシアパタイトやコラーゲンなど)は体の部位や生物種間で顕著な違いはありませんが,大きさや形状はバラエティに富みます。鳥類内でも骨格形態には種間差があり,特に飛翔可能な鳥類である胸峰類と,進化の過程で飛ぶことをやめた平胸類との間には大きな違いがあります。胸峰類はその分類名が示すように,胸骨の正中線上に鋭く突き出したブレード状の構造を持ちます。この構造は「竜骨突起」と呼ばれます(参考図<span>A</span>)。あまり聞き馴染みがないように思われますが,ニワトリの若鶏の竜骨突起の一部は,実はヤゲン軟骨として食されています。飛ぶ鳥はこの竜骨を持つおかげで,筋肉の付着面積を拡大でき,飛翔に必要となる分厚い胸筋をつくることができます(参考図<span>B</span>)。一方で,走鳥類はこの突出構造を進化の過程で失ったため,私たちのような平坦な胸骨を持ちます(参考図<span>A</span>,<span>B</span>)。そのため平胸類とも呼ばれます。竜骨突起の存在については飛翔に必須の構造として古くから知られていましたが,竜骨突起形成を制御する分子,あるいは種間における突起の有無を決めるメカニズムは謎に包まれていました。</p>
<p>?</p>
<p>【研究の内容と成果】</p>
<p> 胸骨は発生過程において,まず鋳型となる軟骨がつくられ,その後,硬い骨に置き換えられることで形成されます。権大学院生らは,胸峰類のニワトリと平胸類のエミューを実験対象として選定し(参考図<span>A</span>,<span>B</span>),鳥類胸骨のテンプレートとなる軟骨形成について研究を行いました。意外に思われるかも知れませんが,ニワトリは家畜化され飛ぶのが苦手ですが,未だに飛翔する鳥の体型を保っており,胸峰類のモデルになりえます。一方のエミューは新たな家畜として注目されているオーストラリア原産の鳥類で,平胸類の中でも比較的有精卵を入手しやすいこと,近年ゲノム解析が進んだことなどから研究に利用しました。</p>
<p> 研究グループははじめに,胸骨形成過程のどのプロセスで違いが生まれるのかを観察しました。胸骨の元となる前駆細胞は側板中胚葉<span>(※4)</span>の一部から生じることが知られています。観察の結果,前駆細胞は両者とも同じ発生段階にて出現することがわかりました。また,左右の側板中胚葉から生まれた前駆細胞が体の正中線まで移動し,そこで癒合することで一枚の胸骨板がつくられますが,そのプロセスにおいても顕著な違いは認められませんでした。しかしながら,さらに発生段階を進めると,ニワトリ胚では前駆細胞が増殖を続け,竜骨突起を形成していく一方で,エミュー胚では前駆細胞が,早期に増殖が低下した成熟軟骨へと分化するため突起形成が起きないことがわかりました。</p>
<p> 次に,本田助教,沖教授および九州大学の大川恭行教授らによって開発された,光照射技術と<span>RNA</span>シーケンス(※5)法を組み合わせた領域特異的な遺伝子発現解析法(<span>PIC-RNA-Seq</span>)を用いて,両種の前駆細胞における遺伝子発現パターンを網羅的に調べました。すると,前駆細胞では成熟細胞と比べて,<span>TGF-</span>β(形質転換増殖因子β)シグナルの活性化レベルが高いことが明らかになりました。さらに,独自に確立した前駆細胞の培養系や,胚内での前駆細胞の遺伝子操作技術を活用することで,前駆細胞における<span>TGF-</span>βの役割を調べたところ,<span>TGF-</span>βが前駆細胞の増殖に必要不可欠な働きを担うことがわかりました。</p>
<p> これらの結果は,ニワトリでは前駆細胞において<span>TGF-</span>βシグナル活性化が持続することで,増殖が促され突起を形成する一方で,エミューでは<span>TGF-</span>βが早期に低下するため,前駆細胞の増殖が低下し突起形成が起きないことを示唆しています(参考図<span>C</span>)。</p>
<p>?</p>
<p>【今後の展開】</p>
<p> 今後は,この<span>TGF-</span>βの活性化の異時性がどのように生まれるかについて,遺伝子発現制御の観点から研究を進めます。いわゆるエピジェネティックな解析を実施し,<span>TGF-</span>βの発現のオン?オフを決めるゲノム<span>DNA</span>配列を同定します。さらに,ニワトリ,エミューに加え,高い飛翔能力と相対的に大きな竜骨突起を持つハチドリのゲノム情報も利用し,その<span>DNA</span>配列が進化の過程でどのように変化してきたのかについて明らかにすることを目指します。</p>
<p><strong>研究成果の概要:<span> TGF-</span>βシグナルの異時的な活性化が鳥類胸骨の形態多様性を生み出すことを解明</strong></p>
<ul>
<li>ニワトリ胸骨上には竜骨突起がある一方で,エミューには突出構造がない。</li>
<li>竜骨突起は分厚い胸筋が付着する足場となる。</li>
<li>成果の要約図:エミューでは<span>TGF-</span>βシグナルの活性化が早期に減弱するが,ニワトリでは活性化が維持され前駆細胞の増殖が続く。</li>
</ul>
<p>【用語解説】</p>
<p>(※1) TGF-β???細胞の増殖や分化を調節するシグナル分子の一つ。</p>
<p>(※2) 異時性???ヘテロクロニー。発生過程における現象の起こるタイミングの違いを指す。</p>
<p>(※3) エミュー???オーストラリアに生息する飛べない大型の鳥。</p>
<p>(※4) 側板中胚葉???胚の外側に位置する中胚葉の一部。体壁や内臓のもとになる組織。</p>
<p>(※5) RNAシーケンス???どの遺伝子が使われているか(発現するか)を網羅的に調べる方法。</p>
<p>?</p>
<p>【謝辞】</p>
<p>本研究は,創薬等先端技術支援基盤プラットフォーム(<span>BINDS</span>,<span>JP23ama12107 and JP25ama121017</span>),創発的研究支援事業(<span>JST</span>,<span>JPMJFR214G</span>),科研費基盤研究(<span>C</span>)(<span>JSPS</span>,<span>JP25K09649</span>),住友財団基礎科学助成,武田科学振興財団ライフサイエンス研究助成の支援を受け行われたものです。また,研究を進めるにあたりご協力いただいた農学研究院研究教育支援センター,トランスクリプトミクス研究会,日本蛇族学術研究所,そして,エミュー有精卵を供給してくださったきやまファームに感謝申し上げます。筆頭著者の権大学院生は,<span>K-SPRING</span>採択者(<span>JST</span>,<span>JPMJSP2136</span>)および学振特別研究員(<span>JSPS</span>,<span>JP24KJ7193</span>)として研究を遂行しました。</p>
<p/>
<p>【論文情報】</p>
<p>掲載誌:<span>Nature Communications</span></p>
<p>タイトル:<span>Heterochronic activation of TGF-</span>β<span> signaling drives the diversity of the avian sterna</span></p>
<p>著者名:<span>Seung June Kwon, Zhaonan Zou, Mizuki Honda, Shiro Egawa, Shinya Oki, Yuji Atsuta</span></p>
<p>DOI:<span>10.1038/s41467-026-72602-6</span></p>
<p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/wgt3jw/release260511.pdf">プレスリリース</a>(PDF633KB)</p>
<p/>
<p>?</p>
<p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" width="142" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" height="134" class="image-inline"/>??</p>
<p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>
<address>
<p><strong> お問い合わせ</strong></p>
<p/>
<p>(報道に関すること)</p>
<p>熊本大学総務部総務課広報戦略室</p>
<p>電話:<span>096-342-3269 </span></p>
<p>e-mail:<span><a href="mailto:sos-koho@kumamoto-u.ac.jp">sos-koho“AT”kumamoto-u.ac.jp</a></span></p>
<p>?</p>
<p>※<span>E-mail </span>は上記アドレス“<span>AT</span>”の部分を<span>@</span>に変えてください。</p>
</address>]]>
No publisher
研究
ページ
-
松本文部科学大臣が熊本大学を視察_澳门赌场
/whatsnew/koho/4r8b66/20260511
<![CDATA[<p> 令和<span>8</span>年<span>5</span>月<span>8</span>日(金)、松本 洋平文部科学大臣が熊本大学を視察されました。</p>
<p> 当日は、教育学部附属小学校国際クラスを訪問されたほか、五高記念館、<span>D-Square</span>及び<span>SOIL</span>において、本学の教育?研究?地域連携の取組について視察されました。</p>
<p> はじめに、京町地区の教育学部附属小学校国際クラスを視察され、英語イマージョン教育による授業の様子を見学されました。その後の意見交換会には木村 敬熊本県知事も同席され、国際クラスの取組状況や教育現場における課題、今後の展望など、熊本における教育改革について活発な対話が行われました。</p>
<p> 松本文部科学大臣は、「国立大学附属小学校として初めての試みであり、日本の教育に大きな示唆を与える取組である。子どもたちが自然に英語を受け入れ、楽しそうに学んでいる姿が大変印象的だった」と述べられたほか、「このモデルは熊本だけにとどまるものではなく、日本全国の教育に広がる可能性を持っている」と、本学の取組に対する大きな期待を示されました。</p>
<p> その後、黒髪地区へ移動し、五高記念館を視察されました。五高記念館では、本学の歴史や伝統について説明を受けられ、展示資料等を見学されました。</p>
<p> 続いて、<span>D-Square</span>及び<span>SOIL</span>を視察され、情報融合学環等の設置、リスキリング教育、企業との共同研究、オープンイノベーション推進など、半導体?情報融合分野を中心とした本学の様々な改革?挑戦について説明を受けられ、活発な意見交換が行われました。</p>
<p> また、<span>D-Square</span>では学生?研究者が集う共創空間を、<span>SOIL</span>ではクリーンルームを見学され、本学における半導体分野の研究?教育拠点形成の取組について理解を深められました。</p>
<p> 松本文部科学大臣は、地域全体で人材育成を進める重要性に触れられるとともに、本学が地域や企業と連携しながら教育研究や人材育成を進めている取組に期待を示されました。</p>
<p> 本学は今後も、地域とともに歩みながら、教育?研究?社会連携のさらなる充実に取り組んでまいります。</p>
<p/>
<p>
</p>
<div class="e-responsive-table">
<table>
<tbody>
<tr>
<td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/4r8b66/260511-1.JPG/@@images/99a57c33-4de2-4e54-81a3-261003ba8d7a.jpeg" title="260511-1.JPG" alt="260511-1.JPG" class="image-inline"/></td>
<td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/4r8b66/260511-2.JPG/@@images/e216720b-018a-4a0c-986a-68bbd393fb8a.jpeg" title="260511-2.JPG" alt="260511-2.JPG" class="image-inline"/></td>
</tr>
<tr>
<td style="text-align: center;">
<p>教育学部附属小学校国際クラスにおいて、</p>
<p>授業の様子を視察する松本文部科学大臣</p>
</td>
<td style="text-align: center;">
<p>教育学部附属小学校国際クラスにおける</p>
<p>意見交換の様子</p>
</td>
</tr>
<tr>
<td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/4r8b66/260511-3.JPG/@@images/5064b7c5-86ab-4458-b7dc-89293e6363ea.jpeg" title="260511-3.JPG" alt="260511-3.JPG" class="image-inline"/></td>
<td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/4r8b66/260511-4.JPG/@@images/46497802-c6dd-4027-b76a-19c1e672ab52.jpeg" title="260511-4.JPG" alt="260511-4.JPG" class="image-inline"/></td>
</tr>
<tr>
<td style="text-align: center;">
<p>五高記念館において、本学の歴史や伝統について</p>
<p>説明を受ける松本文部科学大臣</p>
</td>
<td style="text-align: center;">
<p>D-Squareにおいて、本学の半導体?情報融合分野の</p>
<p>取組について説明を受ける松本文部科学大臣</p>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>
<p>
</p>
<div class="e-responsive-table">
<table>
<tbody>
<tr>
<td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/4r8b66/260511-5.JPG/@@images/d2c0e27b-57d0-4ea2-9813-deb75a4703e8.jpeg" title="260511-5.JPG" alt="260511-5.JPG" class="image-inline"/></td>
</tr>
<tr>
<td style="text-align: center;">
<p>SOILのクリーンルームを視察する松本文部科学大臣</p>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>]]>
No publisher
その他
ページ
-
熊本大学-マンスフィールド財団連携講義?特別セミナーのご案内_澳门赌场
/kokusaikouryuu/whatsnew/MansfieldSeminar20260526
<![CDATA[<figure class="e-img-box is-right is-one-fourth"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0526_Mansfield-Special-Seminar-Flyer-JP.jpg/@@images/823e9eb4-1ce6-491f-8580-e626b4597e97.jpeg" title="0526_Mansfield Special Seminar (Flyer)JP.jpg" alt="0526_Mansfield Special Seminar (Flyer)JP.jpg" class="image-inline"/><br/>
<p><a href="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0526_Mansfield-Special-Seminar-Flyer-JP.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ポスター</a><br/> <span class="is-text-week">(PDF 144KB)</span></p>
</figure>
<p>熊本大学では、米国のモーリーン?アンド?マイク?マンスフィールド財団(マンスフィールド財団)と連携した特別セミナーを下記のとおり開催いたします。マンスフィールドフェローとして来日中のアメリカの政府機関関係者から、アメリカ?世界の今を知ることができる機会です。</p>
<p>オンライン参加も可能です。どなたでも無料でご参加いただけますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。</p>
<p/>
<table>
<tbody>
<tr>
<th class="e-th-w--20p">開催日時</th>
<td>令和8年5月26日(火)<br/>10:30 ~ 12:00(2限)</td>
</tr>
<tr>
<th>場所</th>
<td>
<p>熊本大学 黒髪北地区 文?法学部棟2階 共用会議室</p>
<p>熊本市中央区黒髪2-40-1</p>
<p><span><a href="/campusjouhou/kurokamikitaku">(キャンパスマップ 黒髪北地区 4番の建物)</a></span></p>
<p>およびオンライン</p>
<p>※対面とオンラインのハイブリッド開催です。</p>
</td>
</tr>
<tr>
<th>対象</th>
<td>在学生、教職員、<span>一般の方(興味がある方はどなたでも)</span></td>
</tr>
<tr>
<th>参加費</th>
<td>無料</td>
</tr>
<tr>
<th>申込方法</th>
<td>
<p>以下のGoogle Formよりお申し込みください。<br/>お申し込み完了後、オンライン参加用のZoom URLをお送りいたします。</p>
<p><span><a href="https://forms.office.com/r/RLUTEE8QNw">https://forms.office.com/r/RLUTEE8QNw</a></span></p>
</td>
</tr>
<tr>
<th>主催</th>
<td>熊本大学グローバル推進機構</td>
</tr>
<tr>
<th>協賛</th>
<td>肥後銀行</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>
</p>
<p/>]]>
No publisher
澳门赌场者
在学生
卒業生
企業?研究
一般
イベント
-
10 年続くエピゲノム基盤の進化 ?遺伝子発現制御の「司令塔」を解き明かす?_澳门赌场
/whatsnew/seimei-sentankenkyu/20260508
<![CDATA[<p><strong>(ポイント)</strong></p>
<ul>
<li>エピゲノム統合データベースChIP-Atlasが公開10周年を迎え、50万件近くの実験データを統合し、世界最大級の解析基盤へ発展しました。</li>
<li>最新のアップデートでは、データの信頼性を可視化する新機能と、遺伝子発現制御を統合解析する新しい解析モジュールを実装しました。</li>
<li>?長期運用されるデータ基盤として、疾患研究や創薬などの分野への応用が期待されます。</li>
</ul>
<p>( 概要説明)<br/>熊本大学生命資源研究?支援センターの鄒 兆南助教、沖 真弥教授を中心とする研究グループは、千葉大学の大田 達郎准教授(国立遺伝学研究所BSI ( バイオデータ研究拠点) /DB C L S ( ライフサイエンス統合データベース部門) / 特命准教授) 、理化学研究所生命医科学研究センターの粕川 雄也チームディレクターとの共同研究により、エピゲノム統合データベースChIP-Atlas(https://chip-atlas.org)の公開1 0 周年に際し、メジャーアップデートを実施しました。収録データの拡充の他に、個々の実験データの信頼性を可視化する新機能に加え、遺伝子発現を網羅的に測るRNA-seqデータの上流解析をより簡便に行える新しいオンラインツールを実装しました。これにより、利用者はデータの確からしさを直感的に確認しながら、真核生物における遺伝子制御の仕組みをより柔軟に解析できます。このような改良を通じて、ChIP-Atlasは利用者の多様な需要により即したエピゲノム解析インフラへと進化しました。<br/>本研究の成果は、グリニッジ標準時間2026年4月29日に英国オックスフォード大学出版局(Oxford University Press)が発刊する学術誌『Nuc leic Acids Research』(オンライン版)に掲載されました。<br/>なお、本研究は国立研究開発法人科学技術振興機構( JST ) ( NBDC「統合化推進プログラム」、ERATO 「有田リピドームアトラスプロジェクト」) 、国立研究開発法人日本医療研究開発機構( AMED ) 革新的先端研究開発支援事業(PRIME )「加齢変容細胞のデコーディング技術の開発と応用」、( AMED-CREST ) 「解釈可能なゲノム機能シミュレータの創出」、生命科学?創薬研究支援基盤事業( BINDS) 「空間オミクス解析の支援」)、日本学術振興会科学研究費助成事業(24K23417、25K21342、23K24081、23H04954、23KF0048) の支援を受け実施したものです。</p>
<p>( 説明)<br/>[背景]<br/>私たちの体の細胞は全て同じDNAを持っています。それにもかかわらず、神経細胞や筋肉細胞のように、形も働きも大きく異なります。この違いを生み出しているのは、DNA 配列そのものを変えずに、転写因子※ 1 の結合パターンやエンハンサー※ 2 の活性化、DNA のメチル化※ 3 などによる遺伝子の働き方を調節する仕組みで、エピゲノム※ 4 といいます。<br/>DNA 配列を効率的に読み取る高速シーケンシング技術※ 5 が進歩した結果、エピゲノムに関する実験データは急速に蓄積されてきました。多くのデータは公共リソースとして公開されており、誰でもアクセスできるようになっていますが、これを有効に利活用するには、データ解析の専門知識や大規模な計算資源が必要であるため、多くの研究者にとって高いハードルとなっていました。<br/>このような状況の中で、ChIP-Atlasは2015年に公開されました。論文などで報告されたほぼ全てのエピゲノム実験データを共通の解析手順で解析し、専門家によって整理されたサンプルメタ情報と共に、ウェブサービスとして誰でも利用しやすい形で提供してきました。その結果、C h I P -A t l a s は遺伝子発現制御の理解を支える世界最大規模の研究基盤へと発展しました。公開から10年間で、国内外1,500報を超える論文に引用されています。</p>
<p><br/>[研究の内容と成果]<br/>熊本大学、千葉大学、理化学研究所、国立遺伝学研究所B S I / D B C L S の共同研究グループは、公開されているエピゲノム実験データを継続的に収集?解析し、統合データベースChIP-Atlasとして整備してきました。現在は、ヒトやマウスなど6 生物種を対象に、約50万件?数百TBのChIP-seq ※ 6、ATAC-seq ※7、Bisulfite-seq ※8データを網羅しています。つまり、これら主要なシーケンス技術に関する公共データのほぼ全てをカバーする規模に達しています( 図1) 。<br/>ChIP-Atlasを利用することで、研究者は高度な情報処理技術がなくても、ウェブ上の簡単な操作だけで、関心のある遺伝子やゲノム領域における転写因子の結合やDNA状態を視覚的に確認できます。一方で、データが網羅的であるほど、品質が一様でないという課題も顕在化します。ChIP-Atlasでは、解析過程で得られたデータ量※ 9 などの指標を公開しており、利用者がそれらを確認することで一定の品質評価は可能でした。しかし、その評価は体系化されておらず、最終的には利用者の経験や知識に依存していました。<br/>この課題を解決するために、今回のアップデートでは、個々の実験データの信頼性を定量的に評価できる品質管理フレームワークを新たに導入しました。この機能では、まず各実験について、リード数やピーク数が同類の実験全体の中でどの位置にあるかを可視化します。これにより、そのデータが十分な情報量を持っているかどうかを把握できます。さらに、同じ条件で実施された他の実験と比較し、データの類似度も評価できるようにしました。これにより、そのデータが典型的な結果に近いのか、あるいは特徴的な挙動を示すのかを直感的に判断できます。<br/>ここでは、肝臓由来のHepG2細胞で転写因子HNF4Aの結合を調べたChIP-seq実験(SRX10829255) の例を用いて説明します(図2)。実験の個別ページを開くと、下部に「Experiment Comparative Profile」と表示されたパネルがあり、これが本フレームワークによる評価結果です。左側の「Readand Peak Distribution」では、全てのChIP-seq実験におけるリード数とピーク数の分布が示されており、現在の実験の位置はオレンジの線で表示されます。この位置から、SRX10829255は全体の中で平均以上の情報量を持つデータであることが分かります。しかし、情報量が多いことは必ずしも高品質を意味するわけではありません。そこで本機能では、「Correlation-Based Clustering」により、同じHepG2細胞でHNF4Aを対象とした他の実験と比較し、結果の類似度を評価します。図2 の右側のパネルに示すように、対象データが主要な集団に含まれている場合、そのデータは典型的な結合パターンを反映している可能性が高く、再現性の高いデータと判断できます。一方で、同様の条件にもかかわらず他の実験と大きく異なる位置にある場合は、技術的なばらつきや特異的な要因の影響が考えられます。このように、本フレームワークにより、これまで専門知識や個別確認に依存していたデータの信頼性評価を、ウェブ上で体系的かつ直感的に行えるようになりました。<br/>さらにChIP-Atlasは、データを解析して公開するだけでなく、数十万件の実験データを統合し、横断的にデータマイニングを行える機能も備えています。その代表例が転写因子エンリッチメント解析です。この機能では、利用者が入力した遺伝子群に共通して結合する転写因子を網羅的に調べることで、それらの遺伝子をまとめて制御する上流因子を特定することができます。例えば、薬剤投与の前後で発現が変動した遺伝子群を入力することで、薬剤の作用機序の中心となる転写因子を推定することが可能です。このように、本機能は遺伝子発現制御メカニズムの理解に有力な手がかりを与えます。一方で、この解析では入力となる遺伝子群の定義が重要になります。実際に、発現変化の度合いに基づいて遺伝子を選別する際には、設定する基準によって対象が大きく変わることがあります。そのため、条件によっては十分な数の遺伝子が得られない場合や、変化が小さいものの重要な遺伝子が解析から外れてしまう可能性がありました。<br/>この課題に対応するため、今回のアップデートでは、RNA-seq ※10 実験で得られる遺伝子発現のカウントデータをそのまま入力として利用できる新たなエンリッチメント解析モジュールを導入しました。このモジュールでは、特定の遺伝子だけを選別するのではなく、全遺伝子の発現変化を連続値として統計的に扱います。そのうえで、蓄積された数十万件のエピゲノム実験データを参照し、各転写因子の標的遺伝子群が全体としてどの方向に変化しているかを評価します。これにより、発現変化の背後にある制御因子をより網羅的に推定することが可能となりました。<br/>ここでは、この新たな解析モジュールを用いて、乳がん治療薬タモキシフェン(TAM) の作用機序を解析した例を紹介します(図3)。乳がん由来のMCF-7細胞について、TAM投与の有無で得られたRNA-seqカウントデータを用い、これをそのまま入力とします。解析結果はテーブル形式で出力され、各転写因子に対応する標的遺伝子群の変化の傾向が示されます。その結果、複数のChIP-seq実験で同定されたエストロゲン受容体ESR1の標的遺伝子が、TAM投与に応答して一貫して発現低下する傾向が検出されました。この結果は、TAMがエストロゲンシグナルを抑制するホルモン療法薬である、という既知の作用機序と一致しています。すなわち、本手法により、薬剤応答に伴う遺伝子発現変化を駆動する転写因子を推定できることが示されました。このように、ChIP-Atlas上で、発現変化とその制御因子を一体として解釈できるようになり、薬剤作用の分子基盤の解明や創薬標的の同定などにつながることが期待されます。</p>
<p><br/>[展開]<br/>ChIP-Atlasが公開されてからの10年で、生体機能の分子基盤を担う遺伝子発現制御機構の理解を下支えし、遺伝学、疾患メカニズム解析、創薬、発生生物学など幅広い研究分野で利活用されてきました。今回のアップデートでは、個々の実験データの信頼性をシステマチックに評価できる品質管理機能と、遺伝子発現変化をもとに上流制御因子を特定する新たな統合的解析機能を実装しました。本機能拡張により、疾患発症の背景にある遺伝子発現制御の異常を体系的に捉え、その仕組みを解明する研究への応用が期待されます。また、薬剤に応答する遺伝子発現変化を手がかりとして、その作用機序の中核を担う転写因子を同定することで、新規創薬標的探索への応用が可能となり、創薬コストが高騰している現状を打破する突破口となることが期待されます。さらに、細胞分化や状態遷移における遺伝子発現制御を包括的に捉えることで、細胞運命を制御する転写因子やシグナル経路の同定が容易となります。これにより、細胞の性質を人為的に制御する技術の開発が進み、再生医療への応用も期待されます。</p>
<p>[用語解説]<br/>※1 転写因子<br/>遺伝子の発現を制御するDNA結合タンパク質。エンハンサー領域などの特定の塩基配列を認識し、そこに直接結合することで、標的遺伝子の発現のオン?オフおよびその発現量の増減を制御する。<br/>※2 エンハンサー<br/>特定の遺伝子の発現を活性化する作用を持つD N A 領域のこと。<br/>※3 DNAのメチル化<br/>シトシン塩基にメチル基が付加される可逆的な化学的修飾。遺伝子のエンハンサー領域において、転写因子の結合を阻害し、遺伝子の発現を抑制する役割を果たすとともに、遺伝子の安定性や構造の維持にも寄与することが知られている。<br/>※4 エピゲノム<br/>DNAの塩基配列を変えずに、遺伝子の働き方を調節する仕組み。細胞ごとの性質の違いに関わる。<br/>※5 高速シーケンシング技術<br/>断片化した1 本鎖DNAの相補鎖を合成しながら配列を決定できるSequence-by-Synthesis法に代表される手法を活用してDNAの塩基配列を読み出す装置。従来型と比較して圧倒的に高速で大量のデータが得られる。<br/>※6 ChIP-seq<br/>断片化されたDNAを転写因子などに対する抗体で免疫沈降し、得られたDNA断片の配列解析により、目的の修飾ヒストンや転写因子がどの遺伝子のどの領域に結合しているか特定するシーケンス技術。<br/>※7 ATAC-seq<br/>Tn5 トランスポゼースの特性を利用し、ゲノム上の活性化エンハンサー領域を特定する技術。ゲノム上で「開いている( 活性化している) 領域」を特定する。<br/>※8 Bisulfite-seq<br/>ゲノムD N A を構成するシトシン塩基のメチル化状態を計測する技術。<br/>※9 データ量<br/>ここでは主にリード数とピーク数のことをいう。リード数: シーケンサーで読み取った塩基断片の数; ピーク数: ゲノム上でリードが有意に集中している領域の数。<br/>※10 RNA-seq<br/>遺伝子発現量を網羅的に測定するシーケンス技術。逆転写酵素により細胞から抽出したRNAをcDNAに変換し、その断片を高速シーケンサーで読み取ることで、各遺伝子由来の配列の出現頻度を定量する。この解析により、各遺伝子について「どの程度発現しているか」を数値として表すことができる。最終的には、遺伝子ごとにサンプル間で比較可能なカウントテーブル( 遺伝子 × サンプル行列)が得られる。</p>
<p><br/>( 論文情報)<br/>論文名:ChIP-Atlas 2025 Update: 10-year anniversary of a data-mining platform for exploringepig enomic landscape<br/>著者:ZhaonanZou,TazroOhta,TakeyaKasukawa,ShinyaOki<br/>掲載誌:Nucleic Acids Research<br/>d o i:10.1093/nar/gkag378<br/>U R L :<a href="https://academic.oup.com/nar/advance-article/doi/10.1093/nar/gkag378/8664501"> https://academic.oup.com/nar/advance-article/doi/10.1093/nar/gkag378/8664501</a></p>
<p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/wgt3jw/release260508.pdf">プレスリリース</a>(PDF1,235KB)</p>
<p/>
<p>?</p>
<p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" width="142" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" height="134" class="image-inline"/>??</p>
<p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>
<address>
<p><strong> お問い合わせ</strong></p>
<p>(研究に関するお問い合わせ)<br/>熊本大学 生命資源研究?支援センター<br/>機能ゲノミクス分野<br/>担当:教授 沖 真弥<br/>電話:0 9 6 - 3 7 3 - 6 5 0 1<br/>E - m a i l:okishinya@kumamoto-u.ac.jp</p>
<p>?</p>
<p>(報道に関すること)</p>
<p>熊本大学総務部総務課広報戦略室</p>
<p>電話:<span>096-342-3269 </span></p>
<p>e-mail:<span><a href="mailto:sos-koho@kumamoto-u.ac.jp">sos-koho“AT”kumamoto-u.ac.jp</a></span></p>
<p>?</p>
<p>※<span>E-mail </span>は上記アドレス“<span>AT</span>”の部分を<span>@</span>に変えてください。</p>
</address>]]>
No publisher
研究
ページ
-
小川久雄学長がFM791「ときめきセレンディピティ」に出演しました_澳门赌场
/whatsnew/koho/4r8b66/20260507
<![CDATA[<p><strong>【放送日】</strong><br/>2026年5月5日(火)放送<br/><span>FM791「ときめきセレンディピティ」</span></p>
<p><strong>【アーカイブ】</strong></p>
<p><a href="https://fm791.jp/archive/%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%82%81%E3%81%8D%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%94%E3%83%86%E3%82%A3/">こちら</a> より無料でご視聴いただけます。</p>]]>
No publisher
その他
ページ
-
回転の幾何で捉える葉の三次元運動_澳门赌场
/whatsnew/sizen/260507
<![CDATA[<p><strong/></p>
<p><strong>(ポイント)</strong></p>
<ul>
<li>葉の運動を「回転の軌跡」として解析する幾何学的枠組みを提案しました。この枠組みにより運動の経路の定量解析が可能になります。</li>
<li>解析の結果、葉が最短経路から逸脱した経路上を動く場合があることや、最短経路のスイング寄与率との関連が示唆されました。</li>
<li>3D Gaussian Splatting 点群データを用い、「祈りの植物」として知られるマランタを材料として実証しました。</li>
</ul>
<p>?</p>
<p><strong>(概要説明)</strong></p>
<p>熊本大学大学院先端科学研究部の中田未友希准教授(熊本大学生物環境農学国際研究センター兼任)、同 高原正裕研究員、同 安藤直也教授らは、葉の三次元的な運動を「回転の軌跡」として解析する幾何学的枠組みを提案しました。</p>
<p>植物の葉は、昼夜のリズムに合わせた開閉や、太陽を追いかける運動など、向きの変化を伴うさまざまな動きを示します。こうした葉の運動はこれまで仰角や方位角などの角度の時系列変化として記述されてきましたが、角度を個別に捉えるだけでは葉がどのような経路をたどって動いたかを把握することができず、運動のメカニズムと結びつけて理解することが難しいという課題がありました。</p>
<p>本研究では、葉の三次元形状から、葉の発生軸に沿った正規直交基底(<span>ONB</span>)<sup>*<span>1</span></sup>を復元し、葉の姿勢を三次元回転の数学的構造であるリー群<span> SO(3)</span><sup>*<span>2</span></sup> の元として表現しました。これにより、葉の運動を<span> SO(3) </span>上の回転軌跡として記述?可視化することが可能となります。昼夜に葉を動かす就眠運動の様子から「祈りの植物」として知られるマランタ?レウコネウラ(<em><span>Maranta leuconeura</span></em>)を材料に、重力方向を変化させた後の葉の再定位過程を解析した結果、葉が最短経路から逸脱し、迂回した軌跡をとる場合があること、また、その迂回の程度とスイング寄与率の関連が示唆されました。本研究ではスマートフォンアプリによる<span>3D Gaussian Splatting</span>を用いて三次元データを取得しましたが、この枠組みは他の植物種やさまざまな計測手法にも原理的に適用可能です。</p>
<p>本研究成果は令和<span>8</span>年<span>5</span>月<span>4</span>日<span>(</span>月<span>)</span>に、学術誌「<span>Plant and Cell Physiology</span>」に掲載されました。</p>
<p>?</p>
<p>[展開]</p>
<p>今後は、「仮説から予測される軌跡」を実測軌跡と定量的に比較することで、葉枕の変形メカニズムや重力?光などの環境刺激の相対的寄与を明らかにする研究が期待されます。こうした軌跡の比較によるアプローチは、角度の時系列解析では立てることのできなかった問いに答える手段となります。</p>
<p>本枠組みは、傾斜計(インクリノメーター)、三次元デジタイザー、慣性計測装置(IMU)など、さまざまな計測手法から得られるデータにも原理的に適用可能であり、多様な葉の運動現象の種間比較や進化的多様性の解明への展開が期待されます。また、SO(3) 上の軌跡解析には植物科学の枠を超えた数学的な問いが生まれ、数理科学との協働による理論的深化も視野に入ります。</p>
<p>?</p>
<p>[用語解説<span>]</span></p>
<p><strong>*<span>1 </span>正規直交基底(<span>ONB: Orthonormal Basis</span>)</strong>:三次元空間において、互いに直交し、それぞれの長さが<span>1</span>である三つのベクトルの組のことです。本研究では、葉の先端基部軸(<span>PD</span>軸)、中央側方軸(<span>ML</span>軸)、表裏軸(<span>AdAb</span>軸)の方向の単位ベクトルを右手系<span>ONB</span>として定義し、これを「葉の姿勢」の表現として用います。<span>ONB</span>は<span>3</span>×<span>3</span>の回転行列の列ベクトルに対応しており、葉の姿勢を三次元回転の数学的構造の中に自然に位置づけることができます。</p>
<p><strong>*<span>2 </span>リー群<span> SO(3)</span></strong>:三次元空間における「回転全体の集合」に、滑らかな構造と群の演算(回転の合成)を備えた数学的対象です。<span>SO(3) </span>の各元は一つの回転を表し、葉の姿勢(<span>ONB</span>)は回転行列として<span>SO(3)</span>の元に対応します。<span>SO(3)</span>上では「二つの姿勢の間の最短経路(測地線)」や「回転の距離」といった概念が厳密に定義され、葉の運動軌跡をこれらと比較?定量することが可能になります。</p>
<p>?</p>
<p><span>?</span></p>
<p><strong>(論文情報)</strong></p>
<p>論文名:<span>A Geometric Framework for 3D Leaf Movement by Orthonormal Bases: A Demonstration in <em>Maranta leuconeura</em></span></p>
<p>著者:<span>Miyuki T. Nakata, Shotaro Sakita, Jion Shimoyama, Naoya Ando, Masahiro Takahara</span></p>
<p>掲載誌:<span>Plant and Cell Physiology</span></p>
<p>doi:<span>10.1093/pcp/pcag034</span></p>
<p>URL:<span><a href="https://academic.oup.com/pcp/article-lookup/doi/10.1093/pcp/pcag034">https://academic.oup.com/pcp/article-lookup/doi/10.1093/pcp/pcag034</a></span></p>
<p/>
<p/>
<p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/wgt3jw/release260507.pdf">プレスリリース</a>(PDF322KB)</p>
<p/>
<p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/>???? <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_15_ja_2.png/@@images/69826231-83a5-403b-bc72-0ee8456ad4e2.png" title="sdg_icon_15_ja_2.png" width="133" alt="sdg_icon_15_ja_2.png" height="127" class="image-inline"/></p>
<p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>
<address><strong> お問い合わせ </strong> <br/>
<p>(研究に関するお問い合わせ)</p>
<p>熊本大学大学院先端科学研究部</p>
<p>担当:中田未友希</p>
<p>電話:<span>096-342-3270</span></p>
<p>e-mail:<span>mtnakata※kumamoto-u.ac.jp</span></p>
<p>?</p>
<p>(報道に関するお問い合わせ)</p>
<p>熊本大学総務部総務課広報戦略室</p>
<p>電話:<span>096-342-3271</span></p>
<p>e-mail:<span>sos-koho※jimu.kumamoto-u.ac.jp</span></p>
<p>(※を@に置き換えてください)</p>
</address>]]>
No publisher
研究
ページ
-
高等専門学校生を対象とするインターンシップ (熊本大学工学部ラボインターンシップ)の募集について_澳门赌场
/whatsnew/sizen/20260501
<![CDATA[<p> 熊本大学工学部では、高等専門学校の正規生(原則として、本科4年生と専攻科1年生)を対象とする短期インターンシッププログラム(ラボインターンシップ)を実施しています。</p>
<p> ラボインターンシップは、研究室における研究活動やグループ活動、勉強会などを体験してもらえるプログラムとなっています。熊本大学工学部での最先端の研究活動や研究プロジェクトに興味のある学生の皆さんの積極的な応募をお待ちしています。</p>
<p>?</p>
<h3><申請書 募集期間></h3>
<p style="font-size: 1.1em;"><strong>令和8年5月1日(金)~令和8年6月30日(火)</strong></p>
<p style="font-size: 1.1em;"><QRコード></p>
<div style="text-align: center; margin: 20px 0;"><a href="https://www.eng.kumamoto-u.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/40b0b06214afcbb099b44dee63ef3be5.png"> <img alt="QRコード" src="https://www.eng.kumamoto-u.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2026/05/40b0b06214afcbb099b44dee63ef3be5.png" style="max-width: 200px;"/> </a></div>
<h3><申請方法></h3>
<ul>
<li>QRコードまたはURLよりを読み取り、申込フォームに必要事項を入力のうえ申請<br/> <a href="https://forms.gle/6goamKCx8DM2PWNb6">https://forms.gle/6goamKCx8DM2PWNb6</a></li>
</ul>
<ul>
<li>申請完了後、<span style="color: #ff0000;"><strong>在学証明書</strong></span>を以下宛先まで郵送</li>
</ul>
<p>〒860-8555<br/> 熊本県熊本市中央区黒髪2丁目39番1号<br/> 国立大学法人熊本大学 自然科学系事務課工学部教務担当 宛</p>
<p>?</p>
<ul>
<li>※各研究テーマの受入人数にはそれぞれ上限があります。受入の可否、受入研究テーマについては、調整の上、決定いたします。</li>
<li>※<strong><u>申請の際は必ずご自身の担当教員(指導教員、学科長等)に了承を得てから申請してください。</u></strong>申請受付後、日程等が決定しましたら、受入決定通知及び覚書の作成依頼を担当教員宛に送付いたします。</li>
<li>※参加の際は、実施期間中の事故に備えて、<strong><u>傷害保険及び損害賠償責任保険への加入が必要</u></strong>となります。</li>
</ul>
<p>?</p>
<h3><strong>【<a href="https://drive.google.com/file/d/1osN-YUYCN5Qkg67GAoi-E_fQLGxKxtkS/view?usp=drive_link">2026ラボインターンシップテーマ一覧</a>】</strong></h3>
<p>?</p>
<h3><問い合わせ先></h3>
<p>お問い合わせがある場合は、下記メールアドレスまでご連絡ください。</p>
<p>E-mail:szk-kyomu@(@以下はjimu.kumamoto-u.ac.jpに置き換えてください。)</p>]]>
No publisher
その他
ページ
-
令和8年春の褒章 荒木 栄一名誉教授が紫綬褒章を受章しました_澳门赌场
/whatsnew/jinji/copy2_of_260204
<![CDATA[<p> </p>
<p>令和8年春の褒章において、本学名誉教授の荒木栄一先生が紫綬褒章を受章しました。</p>
<p>紫綬褒章は科学技術分野における発明?発見や、学術及びスポーツ?芸術文化分野における</p>
<p>優れた業績を挙げた方に授与されるものです。</p>
<p> </p>
<p>(業績概要)</p>
<p>糖尿病学の分野において、インスリン受容体遺伝子転写調節機構を解明、受容体以降のシグナル分子<span>IRS-1</span>や<span>IRS-2</span>を発見し、これらの糖尿病病態への関与を解明、また、これらの知見を新規糖尿病治療法開発に繋げ糖尿病学分野の発展に貢献されました。</p>
<p>?</p>
<table style="width: 830px;">
<tbody>
<tr>
<td style="width: 537.633px;">
<p>(荒木名誉教授からの受章コメント)</p>
<p>この度は思いがけず令和<span>8</span>年春の紫綬褒章を受章することとなりました。本受章は、これまでご指導いただきました蛯名洋介徳島大学名誉教授、故七里元亮元熊本大学教授、<span>Joslin Diabetes Center</span>の<span>C. Ronald Kahn</span>教授をはじめとする諸先生方、並びに共に研究を行ってきた熊本大学代謝内科学講座の先生方のお力添えによるものであり、心より感謝申し上げます。インスリンはホルモン作用と代謝調節という研究面でも、糖尿病の治療薬という観点からも極めて重要なホルモンです。約<span>40</span>年にわたる研究の中で、インスリン作用機序の一端を解明できたことを大変嬉しく思っています。これまでの成果が糖尿病という疾病の治療や予防に貢献できることを祈念すると共に、私自身もさらに研鑽を重ねて参りたいと考えています。 </p>
</td>
<td style="width: 288.367px;"><img src="/whatsnew/jinji/Unknown.jpeg/@@images/7fc90034-0bee-4b2b-b3a1-d3794b373339.jpeg" title="荒木先生写真" height="276" width="196" alt="荒木先生写真" class="image-inline"/></td>
</tr>
<tr>
<td style="width: 537.633px;"/>
<td style="width: 288.367px;"> 荒木 栄一名誉教授</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p> </p>
<p/>]]>
No publisher
研究
ページ