3D画像認識AIによる細胞診支援システムの公開
【ポイント】
- 焦点距離を変えながら撮影した多重焦点画像列を用いた高速?高精度な細胞診支援システムを構築?実装しました。?
- 本システムは、国内医療機関で非営利の研究?評価の用途で使用を希望される場合、手続きを踏めば無料で使用することができます(ただし、評価回数や使用期限に一定の制約があります) 。
- 本システムにより、がん細胞診断の自動化を実現し、世界中の誰もがどこでも高品質ながん細胞診断を受けられる社会を実現することができます。
【概要説明】
細胞識別AIモデルを用いて、スライド標本全体の数万個の細胞の中で、細胞検査士がどの細胞または領域に注目すべきかを示すことができる細胞診断支援クラウドシステムを実装しました。本研究で構築したデータベースのスライド標本を用いたAIによる総合評価では、がんおよび前がん症例の見逃しはゼロでした。
このクラウドシステムは、非営利の研究?評価の用途で使用を希望される国内医療機関に対し、手続きを行えば期間限定ではありますが無料で使用することができます。
また、この情報は次のサイトで公開しています。https://cervical-cancer-demo.ai-cytology.com/
?【今後の展開】
本クラウドシステムは、細胞診断を日本全国あるいは海外の医療機関において利用できます。これにより、診断精度の地域格差が解消され、国が目指している「がん医療の均てん化の促進」の実現を進めることができます。また、診断の自動化によって、がん細胞見落とし率0%の達成、がん検診受診率の向上や医療コストの削減などの社会問題を解決し、持続可能な開発目標の
一つである「がんに負けない社会」の実現を目指します 。
【詳細】 プレスリリース(PDF657KB)
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