オランダから半導体使節団が来訪
2023年6月23日、オランダから産学官による半導体イノベーション使節団が熊本大学に来訪し、大谷順理事?副学長らと会談しました。同使節団は、オランダ経済?気候政策省エンタープライズ?イノベーション総局のアストリット?ブロンスウェイク イノベーション?知識部門長官(代表)以下、オランダの政府機関、大学、研究機関、企業等の関係者40名余りで構成され、主に半導体分野における研究開発?澳门赌场の日蘭両国の協力関係強化を目的として来日し、そのうち29名が本学を訪れました。
台湾の世界最大級の半導体メーカー「TSMC」が熊本県菊陽町に日本で初めての工場を建設中であるなど、半導体関連産業の集積促進により関連人材の育成?確保が喫緊の課題となる中、熊本大学は令和5年4月に半導体?デジタル研究教育機構を新設しました。さらに、学部等連係課程「情報融合学環」及び「工学部半導体デバイス工学課程」を令和6年度に設置する構想を進めています。
会談では、大谷理事から、訪問を歓迎する旨の挨拶に続いて半導体に関するこれらの対応?取組の紹介があり、半導体?デジタル研究教育機構の飯田全広教授と青柳昌宏卓越教授から、同機構における研究、人材育成等について説明がありました。使節団からは、訪問受入れに対する謝意が示され、オランダにおける半導体分野の現状等について説明がありました。これを受け、同分野における両国間の連携強化への期待、今後の展望等について活発な意見交換が行われました。
今回の使節団受入れが、オランダの産学官の各セクターとの連携?協力促進の契機となることが期待されます。
使節団一行との記念撮影