台湾国家重点領域国際合作連盟(UAAT)訪問団が本学を訪問
令和6年12月11日、台湾国家重点領域国際合作連盟(UAAT)の42名の代表団が熊本大学を訪問しました。代表団は、UAAT戦略企画室の室長である国立成功大学のHuey-Jen Su卓越教授、及びUAAT事務局の執行役員である国立台湾大学のChung-Chih Wu副学長が率いており、熊本大学からは大谷順理事?副学長、岸田光代副学長をはじめ、各学部の学部長や代表者が出席しました。
会議は、大谷理事による熊本大学の概要紹介で始まりました。その後、UAAT代表者がUAATの概要と現在進行中の共同プロジェクトについて発表し、半導体、生命科学、工学、中国語学、自然科学、社会科学?人文学など、さまざまな研究分野における将来的な協力の可能性についても紹介しました。さらに、UAAT加盟大学が各自の大学について簡単に紹介し、今後の発展に向けてさまざまな協力の方法について話し合いました。
会議終了後、UAAT代表団はキャンパスツアーを行い、工学部研究資料館を訪問し、この資料館は重要文化財に指定されており、熊本大学の歴史と伝統について理解を深める貴重な機会となりました。また、代表団は熊本大学衝撃実験棟を見学しました。この施設は、日本の国立大学法人で唯一の総合的爆発実験施設であり、熊本大学の最先端の研究現場を実際に体験することができました。
熊本大学は、九州と沖縄地域の11の国立大学が加盟する九州?沖縄オープンユニバーシティ(KOOU)の一員であり、KOOUは今年4月にUAATと国際的な連携協力に関する覚書(MOU)を締結しました。この覚書により、共同研究や教育協力に関する議論がすでに進められており、今回のUAAT代表団の訪問は、さらなるパートナーシップの強化と情報交換の促進に寄与し、今後の協力の可能性を広げる重要な一歩となりました。
大谷理事による熊本大学紹介
Huey-Jen Su卓越教授による挨拶
国立台湾大学副学長Chung-Chih WuによるUAAT紹介
国立台北科技大学のHo-Chiao Chuan教授(Research and Development室長)による半導体分野のプロジェクト紹介
国立中山大学Ming-Hsuan Lee 副学長による工学?中国語学分野のプロジェクト紹介
Sun-Yuan Hsieh 副学長による国立成功大学紹介
Shin-yi Peng副学長による国立清華大学紹介
井原敏博大学院自然科学教育部長
藤田豊大学院教育学研究科長
集合写真
記念品交換 (左から: 大谷順理事?副学長, Huey-Jen Su卓越教授)
記念品交換 (左から: 岸田光代副学長, 国立台湾大学 Chung-Chih Wu 副学長)
工学部研究資料館前
産業ナノマテリアル研究所の田中茂准教授による爆発実験の説明
爆発実験結果の確認