心筋が虚血状態になるとケトン体利用率が低下することをヒトの心臓で確認

【概要】

 熊本大学大学院生命科学研究部 循環器内科(熊本大学医学部附属病院 心臓血管センター、熊本大学大学院生命科学研究部附属 健康長寿代謝制御研究センター)の有馬勇一郎助教、辻田賢一教授らは、心臓におけるケトン体の利用率を測定し、心臓の血流が減少した状態(心筋虚血時)において、ケトン体利用率が低下することを確認しました。
 本研究成果は、医学雑誌「Journal of American College of Cardiology」オンライン版に平成31年1月14日米国東部(EST)時間14時(日本時間1月15日(火)午前4時)に掲載されます。

【論文情報】

<論文名>
Myocardial Ischemia Suppresses Ketone Body Utilization
<著者>
Yuichiro Arima, Yasuhiro Izumiya, Toshifumi Ishida, Seiji Takashio, Masanobu Ishii, Daisuke Sueta, Koichiro Fujisue, Kenji Sakamoto, Koichi Kaikita, Kenichi Tsujita
<掲載雑誌>
Journal of American College of Cardiology
<doi>
https://doi.org/10.1016/j.jacc.2018.10.040
<URL>
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0735109718389782

【詳細】

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お問い合わせ

熊本大学大学院生命科学研究部 循環器内科
助教 有馬勇一郎(ありまゆういちろう) 
TEL 096-373-5175 
E-Mail:arimay※kumamoto-u.ac.jp

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